こんにちは、UKです。
12月3日に募集開始予定のFUNDINNO(ファンディーノ)案件をご紹介します。
相変わらず案件が多いですね~
案件概要
授乳室の「量」と「質」の課題を解決!年間90万人の新生児とママを見守る”IoT授乳室”「mamaro(ママロ)」

投資先:Trim株式会社
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資本金:1.47億円(資本準備金含む)
Webサイト:https://www.trim-inc.com
分野:育児
目標募集額:12,000,000円
上限応募額:55,000,000円
募集開始日:2019年12月4日 19:30~
IPO予定時期:2023年10月以降
エンジェル税制:優遇措置B適用申請予定
特記事項:VC、事業会社から1.6億円の資金調達実績あり / 市場規模:約4.19兆円/年(2017年国内ベビー関連産業市場規模)
Trim株式会社について
Webサイトを中心にいろいろ調べてみました。
どんな会社なのか?

Webサイトにはmamaro(製品紹介)、baby map(サービス紹介)、about us、recruitの項目があります。
「about us」ページには社名の由来や行動指針が記載されています。
現在、同社の事業としてはFUNDINNOで紹介されているmamaroとbaby mapの2つです。
- mamaro
- baby map
Webサイトの「mamaro」ページは利用総数の推移やユーザ満足度、導入実績数などがあります。
利用総数の推移グラフを見ると、最新データである2019年5月は6710世帯です。これを導入実績として記載されている111台で割ると、1台あたり約60世帯です。
よって、単純計算で言えば、導入件数が1台増えるごとに60世帯の利用増加が見込めます。
しかし、大量に導入するものではないので利用者を大きく増やして広告収入を伸ばすのは難しそうに思います。
Webサイトでは以下の導入事例も公開されています。
いずれも事例も1台だけの導入のように見えます。
続いてbaby mapですが、Webページには授乳室21,094件、おむつ替え施設37,851件、ユーザー投稿数109件/日との記載があります。
1日100件の投稿があれば情報としては充実していそうです。
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売上高
こちらはFUNDINNO会員限定ページに記載があります。
官報決算データベースでは、検索してもヒットしませんでした。
グループ会社(関連会社)
FUNDINNO、Webサイトともにグループ会社に関する記載はありませんが、2017年に株式会社ホープと業務提携をしています。
また、同社取締役である山田優大氏は以下1社も取締役を兼務しているとのことです。
ホープ社との関係性は質問Box内の回答を参照ください。
従業員数
Webサイトの「about us」に21名と記載があります。
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市場ニーズはあるのか?
まずは市場ニーズがあるのかが重要です。FUNDINNOで記載されている情報とネット検索で得た情報から考察していきます。
FUNDINNOでの情報
以下の指標が挙げられています。
- 約4.19兆円/年 2017年国内ベビー関連産業市場規模
- 約92万人/年 2018年国内年間出生数
- 約130ヶ所 2019年mamaro国内設置数
(出典:矢野経済研究所、厚生労働省より)
このデータからは特に何も見えませんでした。
その他
mamaroを利用する側のママたちが商業施設や役所などにmamaroがあったら嬉しいのはわかります。
では、設置する側はどうなのか?
ネットで「授乳室 設置」で調べると、mamaroを導入したユーザがプレスリリースやブログ等でアピールしているのがわかります。
mamaroの設置が単なる設備拡充ではなく、集客効果やイメージアップに繋がると考えているのかと。
となれば企業や自治体としても設備投資しやすくて、導入に向けて前向きになりやすいと思われます。
競合
授乳室自体を売っているベンダーは他に見当たりませんでした。
今後、似たようなものを出してくるところが現れる可能性はありますが、現時点では競合になりそうなところは無さそうです。
所感
本案件も社会的意義の深い取り組みをされています。
実際に導入数や利用者も多く出ているので今後伸びていく可能性が十分にありそうです。
ただ、少子化となっていく社会的な背景が今後どのように影響してくるかは気になります。
明日は投資家の皆さんがどのように評価されるのか、楽しみです。


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