FUNDINNO

【FUNDINNO 第102号】ルセット・ナイン株式会社

こんにちは、UKです。

11月24日に募集開始予定のFUNDINNO(ファンディーノ)案件をご紹介します。

最近案件が多くて嬉しい反面、忙しくて全ての案件に目を通せずにいます。

案件概要

氷点下前後でも”凍らせず”に食材を管理!「食材ロス」と「業務効率」の課題を”冷蔵庫”で解決する「TT-Box」

投資先:ルセット・ナイン株式会社

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設立:2013年10月

資本金:3,800万円

Webサイト:http://recette9.co.jp

分野:フードテック

目標募集額:25,000,000円

上限応募額:95,000,000円

募集開始日:2019年11月24日 10:00~

IPO予定時期:2025年3月以降

エンジェル税制:優遇措置B適用申請予定

特記事項: VC、事業会社、エンジェルから資金調達実績あり / 市場規模:約76.3兆円/年(2017年国内食品産業市場規模)

ルセット・ナイン株式会社について

Webサイトを中心にいろいろ調べてみました。

どんな会社なのか?

WebサイトにはSERVICE(事業紹介)、COMPANY(会社概要)のみ掲載されています。残念ながら充実しているとは言えません。

「COMPANY」ページに設立の経緯が記載されています。

私たちルセット・ナイン株式会社は、画期的な冷却技術「テクノエナジ」を開発し地道に展開してきた㈱マルシェマシナリーと、Local to Global to Localのコンセプトの下に地域発の事業開発を推進してきたダズリング・ナイン㈱の共同事業として2013年10月に立ち上がりました。

「SERVICE」によると、同社の事業は4つです。

事業領域
  1. 装置販売:新しい鮮度保持技術を搭載した「TT-Box© シリーズ」
  2. 業務支援サービス

“業務支援サービス”は業務・コスト改善のコンサルティングサービスと思われます。FUNDINNOの「プロジェクト詳細」によると、装置販売と業務支援サービスを組み合わせて提供できるのが同社の優位性とのことです。

では、実際どの程度入っているのか気になりますが、どこにも記載がありませんでした。このため、導入数はおそらくかなり少数と思われます。

なお、現時点では以下に導入されています。YouTube動画で紹介されています。

なお、リストランテ アクアパッツァはオーナーシェフが”日高良実”氏です。そして、ルセット・ナイン取締役会長が”日高幹生”氏なので、2人はもしかしたら身内なのかもしれません(顔も少し似てます)。製品の良し悪しではなく身内の繋がりで導入された可能性もあります。

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売上高

こちらはFUNDINNO会員限定ページに記載があります。

官報決算データベースでは、2019年3月期の純利益が7万2200円とされています。

上記純利益からもわかるように売上高はまだ小さいです。

グループ会社(関連会社)

FUNDINNO、Webサイトともにグループ会社に関する記載はなく、グループ会社は無いのかもしれません。

ただ、同社代表取締役である日高幹生氏は以下2社も代表取締役を兼務しているとのことです。

ただ、2社はWeb検索しても見つかりませんでした。

そして、DAZイニシアティブ株式会社から1,740万円、ダズリング・ナイン株式会社から600万円、ダズリング・ナインスタートアップ株式会社から300万円の借入金が存在しています。

従業員数

公開されている情報はありませんが、FUNDINNOの「質問Box」で回答されているのでそちらを参照ください。

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市場ニーズはあるのか?

まずは市場ニーズがあるのかが重要です。FUNDINNOで記載されている情報とネット検索で得た情報から考察していきます。

FUNDINNOでの情報

以下の指標が挙げられています。

市場規模参考データ
  • 約76.3兆円/年 2017年国内の食品産業市場規模
  • 約25.4兆円/年 2016年国内の外食産業市場規模
  • 約352万トン/年 事業系食品廃棄物量

外食産業の市場が大きいのはわかりますが、具体的に本案件が対象となる市場規模のイメージはつかないです。

その他

「TT-Box©」搭載の冷蔵庫を導入しているリストランテ アクアパッツァは、食べログで見るとディナーで客単価10,000~14,999円となっています。

おそらく一般的な業務用冷蔵庫より値段が高いと思われるため、まずはある程度の客単価の高い店がターゲットになりそうです。

リストランテ アクアパッツァと同様の客単価10,000円のイタリアンを食べログで検索したところ、全国で約570件でした。また、和食料理では約6600件でした。

ジャンルを問わず客単価10,000円以上の店舗は全国で1万件くらいはありそうです。

 

ただ、鮮度維持する仕組みは程度の差はあれど以前からあるのにほとんど導入が進んでいない気がします。ほとんどホシザキの一般冷蔵庫が選定されているイメージです。

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競合

FUNDINNOの「質問Box」での回答を参考に調べてみたところ、以下が競合と思われます。

いずれも”〇〇日経ってもこんなに新鮮!”的なセールスアピールがあります。
少し調べただけでも3社出てきたので結構多そうです。

あとは、有名なホシザキなど一般の業務用冷蔵庫も当然競合です。

所感

ルセット・ナインは、解決したい課題が明確であり、それに対応する製品・サービスもしっかり備わっていると思います。ただ、まだだいぶ実績が少ない点は気になります。

外食業界として鮮度や廃棄ロスの課題は抱えているのは間違いないと思いますが、鮮度維持の仕組みを持つ冷蔵庫は導入が進んでいない気がします。ほとんどホシザキの冷蔵庫が使われているような。

なぜ鮮度保持の仕組みを持つ冷蔵庫の導入が進まないのか。そして同社はそれをどう乗り越えていくのかが見ないのが不安要素です。

良さそうな内容の案件ですが、外食業者へ導入していけるのか、気になるところです。

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