こんにちは、UKです。
SBI案件が公開されたのでご紹介します。
約5カ月ぶりのバイオマスブリッジローンファンドシリーズです。
利回りは7.0%で前回9号案件と同様。
最近のSBIは出資案件が少ないので申込競争は激しくなると思います。
ファンド概要
◇ファンド名称:SBISLバイオマスブリッジローンファンド10号
◇利回り:7.0%
◇運用期間:20ヵ月
◇募集開始:2020年10月6日 10:00
◇募集金額:6億8,000万円
◇出資単位:5万円
借手が行うバイオマス発電事業のプロジェクト資金の一部(建設費その他諸経費等)
バイオマス発電事業に係る権利等を第三者に売却した売却代金又は借換え資金
北海道網走市でのバイオマス発電事業における資金募集案件です。
売電価格は24円/kWhです。
現在は更地で、発電事業環境を整備してそれを売却もしくは借換えたところで投資家に元本返済されます。

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本案件の借手
投資家限定情報のため具体的な記載は避けますが、前回9号と同じ借手です。
本案件の担保
担保:抵当権設定(第一順位)
担保価値:2,800万円
担保は抵当権が第一順位で設定されているので、仮にSBIソーシャルレンディング以外の出資者がいても有事の際にはSBIソーシャルレンディングが最優先で抵当権を行使できることになります。
ただし、担保価値は募集金額6.8億円に対して約0.4%と全く足りない金額です。ほぼ無担保状態ですね。
有事の際には担保でカバーされる部分はほぼ無いと考えた方がいいです。
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不動産ディベロッパーズローンファンドシリーズの運用実績
返済延滞なし・デフォルトなし
現在運用中の同シリーズ案件で返済遅延は発生していません。
また、これまで過去9件の案件がありますが、デフォルトはありません。
安定した運用が続いています。
早期返還の可能性:低い
早期返還される可能性は低いと思います。
厳密に言うと、現在運用中の同シリーズの一部案件で早期返還は発生していますが、いずれも1案件で10万円なので募集金額比率で言えばほぼ0%程度です。
発電設備を売却して返済原資にするという関係上、まとまった金額の早期返還は起こりえないと考えられます。
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本案件のリスク評価
総合評価 | ★★☆☆☆ |
担保 | ★☆☆☆☆ |
同シリーズ過去実績 | ★★★★★ |
担保は募集金額の0.4%とほぼ無い状態です。万が一、担保を行使する事態に場合には大きく損失を被る可能性が高いです。
発電事業なので景気動向に左右されることは少ないと思いますが、コロナ拡大での自粛により電力需要が落ちているというニュースがあるため、その点が少し懸念点です。
なお、同ファンドシリーズの過去実績については常に安定した運用成績を残していて安心材料です。
募集金額は6.8億円とそこそこ大きいですが、ここ最近はSBI案件が少ないため、開始直後に埋まる可能性が高いと思います。利回り7.0%はSBIでは比較的高めです。
運用期間が20カ月と少々長めです。この先の景気動向が読めないため長期案件は予期せぬ影響を受けるリスクも気になります。
申込をされる場合には10時にスタートダッシュした方が無難です。
リスク評価は当ブログで独自に検討した結果です。投資する際には自己責任となります。


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